5月のことですが人生初のチャノキから茶葉収穫、家庭で煎ったりして製茶しました。作ったのは番茶ではなく緑茶になります。
この記事は、私のように初めて自宅で製茶をする方。製茶に興味がある方におすすめです。
私自身、数年もお茶を作りたいと思いながら、どれがチャノキなのかも知りませんでした。
家庭での製茶(収穫〜完成)
詳細説明の前に、必要な手順を順番にまとめます。
- 収穫
- 蒸らし
- うちわで冷ます
- ホットプレートで温め、乾燥
- 揉む
- 十分乾燥するまで4,5繰り返す
- 最終乾燥
- 完成
それでは、以下で各手順の説明です。
1.収穫
まずは材料の調達ですね。
収穫時期の初めは、5月上旬が良いと言われています。新芽が出てきて、若々しく、葉っぱも柔らかく爽やかな味がするからです。
収穫量は次の時のことも考えながら、取れるだけ取るのが良いです。
2番摘みは、初摘みから45日ほど後なので5月上旬に初摘みしたら、2番摘みは6月中旬です。
野菜なんかも茹でたりすると、たくさんあったのが少なくなってみえるように、茶っぱも乾燥させていくと「えー、こんだけ!」という風になりますので。
2.蒸らし
緑茶を作るためには、茶っぱの中に含まれている酵素の働きをとめる必要があります。そのために一時的に高温にさらします。
余談ですが、酵素を活かしたままだと紅茶など別のお茶を作る手順になります。
我が家では蒸し器で蒸らす方法を取りました。
蒸し器がない場合は、鉄鍋でサッと温めるか電子レンジで温める方法(500Wで約2分間)があります。
3.うちわで冷ます
蒸らした時についた露をとるために、キッチンペーパーの上に広げ置いてから、うちわであおいで冷まします。
4.ホットプレートで温め乾燥
ある程度蒸し露がとれたら、ホットプレートで乾燥させていきます。注意点は高温にしないことです。具体的には茶っぱの温度が37℃以上にならないほうが良いです。
しかし、ホットプレートでなかなか茶っぱが37℃になるように調整しにくいと思います。私の使っているのは、出来ても低温設定で実際何度なの?って感じです。
そこで、ホットプレートを使う時は、クッキングシートを2枚重ねて敷いてから、茶っぱを載せて低温で乾燥させるようにしました。
温める時間もある程度とします。2〜3分くらいのイメージです。
5.揉む
ホットプレートで温めた茶っぱを手早くボウルに移して、揉んでいきます。
- 優しく揉む
- 揉んでる時も37℃前後を意識
6.十分に乾燥するまで4、5を繰り返す
揉んでいて、37℃を下回ってきたな、水分が出てきたなとなったら、ひとつ前の4の工程(ホットプレートで温めて乾燥)を再び行います。
そして、その後は5番目の工程の揉むを行います。
7.最終乾燥
茶っぱが全体的に縮れてきて、ばらつきが少なくなってきたら、最終乾燥をします。
といってもやる事は4工程目と同じ。
- ホットプレート使用
- クッキングシートを2枚重ねる
- 温度は低音設定
乾燥が仕上がってきたかなという判断は、茶っぱの茎が指でポキっと折れるかどうかです。
折れたら乾燥してると判断し、ホットプレートから取り出します。
8.完成
取り出したら完成!
粗熱が取れたら保存容器に入れましょう。木製の茶筒がお勧めです。
ある程度の湿度を調節してくれて、お茶を短期間で飲むにしても、鮮度や状態の劣化を和らげてくれるでしょう。
まとめ
自宅で緑茶煎茶を作ることは出来たでしょうか?振り返ると全行程は以下でした。
- 収穫
- 蒸らし
- うちわで冷ます
- ホットプレートで温め、乾燥
- 揉む
- 十分乾燥するまで4,5繰り返す
- 最終乾燥
- 完成
蒸らしから乾燥まで、やり出したらあっという間に終わりますよ。乾燥されると本当に僅かの量になるので、最初の収穫を念入りに行ってみて下さい。
実際に作ったお茶っ葉でお湯を注ぎ煎茶として飲んでみると、格別な匂いとスッキリした味で最高なひと時になります。
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