ある部屋をフローリングにしたい!費用を安く済ませたいし、失敗せず床板を貼る作業を楽しみながらしてみたいからDIYでするんだと張り切っているそこのあなたにこそ読んで欲しい記事です。
なぜなら、DIY初心者・素人(私もです)がフローリング床板を貼ることをDIYするときにあるポイントを押さえないと作業性や精度、仕上がり具合が大きく変わってしまうからです。
私は素人ですが古民家の改修、リフォームで合計4部屋分のフローリングの床板貼りをDIYで行いました。今、5部屋目の床張りを行なっています。
しかし、今回はこれまでのようにスムーズに作業が進まない!仕上がりも良くない。なんでだろう?と考え悩んで近所の詳しい人に聞いて分かったことやこれまでの経験をもとにした「気をつけること、必要なもの」を記事にしました。
この記事を読めば正確で綺麗な仕上がりの床板貼りを楽しみながらできますよ。
フローリングの床板貼りDIYで気をつけること・必要なもの
気をつけること①直角に材料を切る
基本的でしかも特に気をつける大事なことが、直角に材料を切ることです。フローリングに使う材料としては床板(無垢の板)やフロアタイルがあります。壁際になるとどうしても規格品の長さだけでは合わないので、材料のカットが必要になります。
壁際でなくても4メートルの床板を買って2メートルずつに切る場合などもあります。その時は特に直角に切る事が大事になります。直角に切れないと継ぎ目が揃わないし、隙間ができます。
必要なもの①-1.卓上丸ノコ
それでは直角に切るために必要なものは何かというと、1番のおすすめは卓上丸ノコです。これがあれば正確に直角に床板を切ることが出来ます。
冒頭に今、通算5部屋目の床板貼りをしていて難航していると言いましたが、思い返してみるとこれまで卓上丸ノコ(スライド丸ノコ)を借りて作業していました。
それを今回は床板貼りのためも見据えて自作したカットガイドを用いていましたが、数枚は直角に切れてないものもありました。ガイドがあるとはいえ押さえ方や材料の固定が甘かったのでしょう。その点、卓上丸ノコであれば材料を載せて奥の壁に押し当て丸ノコの歯を下げてスライドさせれば直角に切れるという優れもの。
平坦な土台に載せるので普通の電動丸ノコで起こりがちなキックバックの可能性も低く安全に作業ができます。
近所の人との話しで自分が直角に切れていると過信していたけど、そうではなくて直角でない材料が悪さをして今回は難航していることに気付きました。それくらい、卓上丸ノコの存在は大きいです。
さまざまなメーカーから販売されていますが一万から二万円程度で十分な成果を出してくれます。まずはその辺りから選んでみてはいかがでしょうか?
必要なもの①-2.金差し(かなざし)
直角に切るためにカットする線を書く、引く必要があります。直角に切る時に必要なものが「金差し」です。L字型をした金属製の物差しのことです。差金ともいったりします。
これを使うことで真っ直ぐでいて基準から直角な線を引くことができます。そして、「俺って大工みたいじゃない?」という謎の優越感・自信が芽生えてきます。
正しい使い方はyoutubeの動画で学んだのですが、金差の内側を材料に当てて直角の線を引く方法です。
気をつけること②基準の線を出す
フローリング・床板貼りは部屋の隅、壁際から始めるのが基本的なやり方です。確かにその通り。私もこれまでその方法でした。
しかし、今回は悩んだ末に少し変えざるを得ませんでした。なぜなら部屋の形がショートブーツ形というか、『 こんなかたちであり、しかも外側は土壁だからか真っ直ぐではない・水平ではないことが分かったからです。
真っ直ぐではなさそうな壁側から床板を貼り始めるとどうなるか、、、ご想像の通りそのまま傾いた角度で貼られた床板が続いていき、場合によってはどんどん開き具合が大きくなることにも繋がりかねません。
そんな時にも落ち着いて基準の真っ直ぐな線を二つ見つけること、出すことができればその後の作業が安心してできます。ここをしっかりと時間をかけてでもやることがとても大事になります。
必要なもの②墨つぼ
そんな真っ直ぐな線を出す時に必要なものといえば「墨壺(すみつぼ)」です。墨つぼで2本線をひいて基準にする。または、真っ直ぐな木材などと並行に墨つぼで線をひいて基準にする。ともかく基準となる線を出すには墨つぼが必要になります。
気をつけること③材料の歪み・反りを確認する
気をつけることでポイントとなることは3つ考えられ、その3つ目が「材料の歪み・反りを確認する」です。
今回もこれまでと同じ無垢の杉床板でB品、4メートルのものを買いました。しかし、今回はロットが悪かったのでしょうか。数枚に幅方向に歪みがあったのです。あと、長さ方向にも多少の反りがありました。しかもその内何枚かは既に貼り付け済み。。
幅方向に中央部が膨らんでいるのを知らずに隣に床板を貼ったのですが、出っぱっているところがあるのでどうしても全体が同じようには打ち付けれない。というかはまらない。その理由に気づかれないまま1時間はあーでもない、こうでもないと悩みながら金槌で叩いていました。
どうにかしたら入る。1人がダメなら2人で!よりパワーのある人を呼ぼうと思って近所の詳しい人に来てもらいました。助けてもらって見てもらい、ようやく歪みがある事が分かりました。
既製品、工場で加工されたものだから歪みのことは考えていませんでした。反りは多少はえるものだと思います。あまりにもひどいとはめ込むのが大変です。
そのため、まずは使う材料に歪みや反りがあるのかを目視でしっかりと確認することが大事です。もし、大半な歪みや反りがある場合は可能であればその材料は使わない、後回しにする方が良いです。返品できるなら返品。
どうしても使う場合は短くカットする。短くすることで歪みや反りの影響の範囲を少なくすることが出来ます。
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